車を買う時に必ず用意しなければならないのが駐車場です。
よってこれも車の「維持費」としてカウントしなければなりません。
戸建てで備え付けの駐車場がある場合はとてもラッキーです。
ただ、そのぶんの固定資産税は払っていることになるので一切お金がかかっていない、ということにはなりませんが…。
駐車場代は地域によって千差万別ではありますが、特に東京都心部などになると非常に高い料金がかかる場合があります。
都内でなくても、大都市や駅の近くはそれなりに費用がかかります。
なるだけ駐車場代を安くするためにすべきことはなんでしょうか？解説します。
駐車場の料金は無視できない
先程述べたように、特に東京都心部や中心部周囲は駐車場代が高いです。機械式でも3～4万円は優にかかりますし、平置駐車場となれば最低でも5万円、高いと7～8万は越えます。
地方都市はそれほどでもなくても、やはり万単位の出費は覚悟しなければならないのが普通です。
この厄介な維持費をなるだけ抑える工夫をお伝えします。
環境が悪い場所を許容する
これは、周囲に街頭がなかったり暗かったり、要は環境が悪いところ、ということですね。
車の保管という点だけで考えれば問題ないことが多いのですが、場所から受けるイメージで敬遠されることが多いのです。
このようなところで借り手がいない期間が長くなると、貸し手（不動産や、土地の持ち主など）は駐車料金を下げる傾向があります。
ただ、このような場所はいたずらや窃盗などのターゲットにされやすい場合もありますので、もしこのような所で借りるのであれば車のセキュリティには注意し、何かのときはすぐに駆けつけることができる自宅の近くということを条件にしましょう。
整地されていない所を狙う
普通の駐車場は舗装され整備されていますが、その整備費は当然、駐車場代に乗ってきます。
地方都市の駐車場には舗装されておらず砂利を敷いただけという所もありますが、そのような場所は整備費がかからないため、駐車場代は安いところが多いです。
また、砂利のままや草が生えているような場所はお金がある人は当然、敬遠します。結果として借り手がつきにくく、駐車場代を下げるしかないという場合が多いのです。
そのあたりの環境面を許容できれば狙い目となります。
自宅から離れることを許容する
繁華街や都市部では当然、駐車代は高くなります。
ただ、少しでも場所をずらすことで安く抑えられる可能性があります。
単純に栄えている所から離れることで、周囲に空きが多い地域の駐車場や、また他と比べて条件が悪く敬遠されがちな駐車場など、安く借りることのできる場所を探す選択肢を増やすことができます。
毎日のように車を使わないというのであれば特に、普段は自転車を使用し、車を使うときには離れた駐車場までは自転車で行って車に乗り換える、という方法が使えます。
車で沢山買い物をしてきた時などは、一旦自宅前につけて荷物だけを自宅内に運び、身軽な状態で自転車で帰ってくる、というようにすれば良いでしょう。
悪天候のときは自転車はなかなかキツイものがありますが、それで月に数千円～万単位の費用を節約できる可能性があるのです。
ただ注意としては、原則として自宅から直線距離で2km以内の場所でないと車庫証明は取れないということを忘れないようにしましょう。
とはいえ直線で2kmですから、実際は相当な距離になります。歩いて行けば30分かかる、という場所でも2km以内に入ることがほとんどです。なので選択肢としては十分に拡がると言えるでしょう。
停めにくさを許容する
これは、たとえば入り口が狭いとか、また交通量が多い幹線道路などに面している駐車場だったり、あるいはバック進入しないと停められない駐車場、ということです。
このような駐車場の場合は一般的に敬遠されることも多いので、借り手がつきにくく駐車場代金の相場は下がる傾向があります。
停めるときはやや苦労するかと思いますが、バック進入などは必ず慣れるものですし、また道路の交通量が多くても信号待ちの切れ目をうまく利用するなど、駐車をラクにする方法は必ず隠れているものです。
マンション、アパートの外部貸しを利用する
コレはけっこう都心部で狙い目となります。
分譲マンションや賃貸アパートなどで駐車場に空きがあるとき、外部の人にも月極駐車場として貸し出す場合があります。
これを外部貸しと言います。
一般にアパートやマンションでは、マンションの住人が利用する敷地内駐車場も駐車代金を取っています。
このお金は物件全体の管理費として用いられます。
なので敷地内駐車場に空きが多すぎると想定した管理費が徴収できず、マンション運営に支障がでます。これを防ぐために外部に月極として貸し出してその駐車場代を管理費に充当するわけです。
マンションの駐車場は周囲の独立した駐車場の相場よりもやや安い料金であることが多いので、狙い目となります。
このような外部貸しは普通に一般の不動産屋で仲介管理している所も多いですが、中には現地に貼り紙などで告知しているだけのこともあります。
一度、自宅の周囲を探索して探してみるのも良いでしょう。
不動産屋で見つけにくい、仲介していない駐車場を探す
月極の貸し出しなどは通常は不動産業者が仲介しています。
土地の持ち主は、駐車場の借り主募集の作業や料金徴収の作業に手間をかけないため、それらを不動産業者に丸投げします。
そのことで我々も不動産屋やインターネットで月極駐車場を探すことができるのですが、不動産屋もタダで仲介・管理しているわけではなく、土地の持ち主は手数料を不動産屋に支払っています。
その分、駐車場代は当然高くなります。
しかし、中には不動産業者を介さず、直接張り紙や看板などで借り手を募集している駐車場もあります。
その場合は土地の持ち主は不動産業者に余計な手数料を払う必要が無いため、駐車場代金が安くなる余地があります。
やはり自分の足で探すことは大事ですね。
大型ショッピングセンターの駐車場を借りる
ビバホームやイオンなどの大型ショッピングモールは、駐車場の一部を定期契約で貸し出している場合が多いです。
月極のようなものですが、正確には定期券（定期契約）となっている所が多いです。
平日の空いているときなどに駐車スペースを遊ばせておくよりは、月極として貸し出して少しでも固定収入を上げたいということです。
メリット
他より相場が安い
付近の純営利目的の月極駐車場よりは代金が安いことが多いです。
これは駐車場が本業ではないこと、また後述するような短所があるからです。
セキュリティが相対的に良い
ショッピングモール内の屋根付き駐車場であり、出入りにはゲートをくぐる必要があります。また警備員や他のお客もいるため、あくまで相対的にではありますが、セキュリティ的には他の屋外月極などよりも良い、と言えるでしょう。
デメリット
利用時間制限
これは場所にもよりますが、営業時間内だけしか使えなかったり、そうでなくても朝6:00～夜1:00までの出入庫しかできない、などの制限が付くことが普通です。
まあ後者の制限であれば普通に利用する際には問題になることはほぼないと思われますが、深夜に急に必要になった、などという時には使えない場合があります。
停められない時がある
これは困りますね（笑）
ショッピングモールの駐車場は、正確には「月極」ではなく「定期契約（定期券）」という扱いになっていることが多いというのは前述した通りです。
月極と異なる点は、あくまで定期契約、つまり「定額で使い放題」という契約であって、たとえば契約している車で外出している間に一般客の車で駐車場が満車になった時は、停められないのです。
まあ、休日などであっても昼過ぎなど客足がピークになる時間帯以外であればさすがにずっと満車ということはないでしょうし、朝や夕方に停められなくて困るということもないと思いますが、デメリットではあります。
一括査定サイトについて
このように駐車場代は厄介な維持費ですが、安くする方策はあります。
ただ、買い替えのときに高く売れれば、その分の利益を駐車場代金に充当することも可能です。
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