残価設定型ローンで支払い中、事故を起こしてしまったら?残価設定型ローンの利用は慎重に決めよう。

残価設定型ローンで事故を起こしてしまったら? 車と運転の基本知識

高い車でもその一部の代金をローンで支払えば良い残価設定型ローンは、低い予算では手が届かない車にも乗ることができる方法の一つです。

残価設定型ローンとは何か、そしてそのメリットやデメリットについては以下の記事で解説していますが、残価設定型ローンでの大きなリスクとして挙げられるのは、車の所有中に事故を起こしてしまって車に損害が生じる可能性です。

このような場合、残価設定型ローンの支払いはどうなるのでしょう?

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設定した残価で引き取ってくれるのは規定の状態で車を返却できる場合のみ

多くは36~60回払いとなっている残価設定型ローンですが、その支払が終わった時点(終わる時点)では車を返却するか車を乗り続けるか選ぶことができます。

車を返却する=設定された残価の価格でディーラーが車を引き取る、ということですが、それが成り立つためにはローン契約時に定められた条件を満たす必要があります。

多くは走行距離や改造していない…等の条件となっていますが、車に大きな傷や凹み、内装のひどい汚れ等の瑕疵が生じてた場合には設定した残価で引き取ってくれない場合があります。

設定された残価で引き取ってくれるかどうかは査定により決定される

残価設定型ローンでの残価保証タイプでは、原則として定められた年数が経過した後の残価を保証してくれます。その時が来た時に中古相場がどうなっていたとしても、それに関わらず保証するという契約内容になっています。

しかし、ローン終了時にはまず車が査定を受けます。

そして、ボディの損傷や内装の汚れ、また修復歴がつくような損傷が生じていた場合などは保証した残価を保てず、不足分を払う必要が生じてきます。

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残価設定型ローンの価値は車種によっても変わってくる

これはどういうことかと言えば、リセールバリューが悪い車ほど残価設定型ローンはオトクである、ということです。

大抵の残価設定型ローンは普通車でも3年で40~50%程度の残価となっていることがほとんどです。

車の登録台数が多く中古相場としてはイマイチであり、3年後に売った時に新車価格の40~50%の値が付くか微妙である、という場合には、残価保証型のローンは有用と言えるでしょう。

逆に、人気が高く3年後に50%は堅い、と思われるような車には、残価設定ローンは相対的に縛りが多いデメリットの方が大きくなるとも言えます。

ディーラーの販促や客の取り込みの方法でもある

残価保証型ローンは先に述べたように、ローンが終了する時にその後どうするかをディーラーと話し合います。

そこがディーラーにとっては販促のチャンスとなりますし、少なくともローンが終了するまではディーラーから離れられません。

このように、残価設定型ローンは顧客の取り込み、囲い込みの手段でもあると言うことが言えます。

通常のローンであれば高く買い取ってくれる一般の買取店に売られてしまうかもしれないところを、残価設定ローンであれば車を返却せねばなりませんから、そこで乗り換えなどをセールスできるというわけです。

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事故を起こしたら修理するかどうか?

車に軽い損傷があるような状態の場合、修理しないままの人もたくさんいます。

その点は価値観の問題です。

私は凹んだまま乗るなどというのは嫌ですが、走行や安全性に支障がなければ余計なコストをかけないという観点から一定の合理性はあると思います。

ただ、残価設定型ローンではそのような選択はできません。

凹みや傷は残価通りに引き取ってくれないリスクとなるので、その心配を払拭するなら修理するしかありません。

また、修復歴が生じるような損傷は必ずディーラーに連絡すべきです。

残価保証型ローンのうまみが少ないケース

このように残価設定型ローンはいろいろな縛りやリスクに対する不安が付きまといます。

この記事では、

車両本体価格が1,000万円の車を

1.3年後(36回払い)の残価50%の残価設定型ローンで買う

2.6年間(72回払い)のフルローンで買う

この1と2では、単純計算では月々の支払額が同じになる、という例を解説しました。

このようなケースでは、車のリセールバリューが40%を割るほどの車でない限りは残価設定型ローンの旨味が非常に少ないと言えます。

残価保証型でない場合などはなおさらです。

相当な高額かつ残価が高い車では残価設定型ローンが有用

残価設定型ローンが最も力を発揮するのは、超高額かつリセールバリューが良い車を支払いを抑えつつ購入したい場合です。

具体的にはフェラーリやランボルギーニなどですね。

これらの車は残価保証型のローンはないものの、3年程度であれば残価設定は驚異の75%であり、また車に特に問題がなければ実際に75%以上のリセールになることがほとんどです。

ここでも金利を無視した単純計算をしてみますが、仮に3,000万円のフェラーリを購入する場合、36回払いのフルローンで買うとすると

3,000 ÷ 36 = 83.3、つまり月々83万円です。

かりに60回払いだとしても

3,000 ÷ 60 = 50、月々50万円ですね。

これが、残価75%設定の36回払いで買うとすると、ローンで支払う額は25%すなわち750万円ですから、

750 ÷ 36 = 20.83

つまり月々の支払いを21万円程度にまで抑えることが出来るのです。

ここまで支払いを抑えられるのであれば残価設定型ローンの利用価値は大きいと思います。

また、このような高額スーパーカーは毎日の通勤に使うような車ではありませんし、必然的に走行距離も少なくなり、また車の傷みや事故に遭う確率も少なくなると言えます。その点でも残価設定型ローンにうってつけなのです。

売却の自由が大きい方が良い

上で説明したような特殊な例はともかく、それ以外であれば残価設定型ローンの適用には慎重になったほうが良いでしょう。

残価設定型ローンを使えば、確かに普通なら手が届かないような価格の車が買えたりします。

しかし、そうまでして多くの人が欲しいと思う車は一般的に人気車であることが多いので、そのような車であれば通常のローンを組んでおいて買取店に下取りに出したほうが、一般に設定される残価よりも査定額が高くなる場合があります。

そのようなデメリットをよく理解した上で残価設定型ローンを使うかどうかを決めたほうが良いでしょう。

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