車を売るときの無料一括査定で、買取業者同士が示し合わせる（談合）ことを避けるには？

車を売るときに買取価格を可能な限り引き上げるためには、同じタイミングで多くの買取店の査定士を呼ぶ、という方法が有効です。

当然ですが、競争原理が働くからです。

ただし、これが裏目に出るような場合もあります。

今回は、買取店同士の談合を避ける方法について解説してみます。

多くの買取店を同時に呼ぶことの落とし穴

先に述べたように、競争原理を働かせるために同時に多くの買取店を呼ぶというのは有効です。

ただし、地元密着のローカル店が多かったりすると、それが逆効果になる場合があります。

地元密着で営業している互いに顔見知りの買取店同士が、あらかじめ話し合って出す価格を調整している可能性が否定できないのですね。

競争し過ぎてお互いに価格を下げ合い、利益を削って神経をすり減らすよりも、買取できる権利を持ち回りで譲り合い、確実な利益を確保することを優先するということです。

地元の店同士の談合を避けるには

これを解決する方法は、全国展開しているような大手の買取店が中心となっている一括査定を利用することです。

大手は全国に幅広く展開しているので、地元で長くやっている買取店などとの馴れ合いや談合はほぼないと考えて良いでしょう。

また、大手の店同士が馴れ合っているということもありえません。むしろお互いは好敵手で、お互いがお互いに負けたくないと思っています。

つまりお互いの査定士同士が純粋に競争し、買取価格の釣り上げが自然と起こるというわけですね。

アップル、カーセブン、ビッグモーター、カーチスなどが大手として有名です。

まずは必ずこれらの大手買取店が含まれるようにすることが重要です。

実際の査定の日程を敢えてズラす

絶対に談合を避けたいときには、これが有用な場合もあります。

1日で査定を終わらせてしまいたいというのは人情ですが、査定士同士を接触・話し合いさせたくないという場合には日をずらすのが確実です。

1時間単位で各社の査定日程を決めておいても、時間が押すかも知れませんし、また大抵の査定士は早めに来るので、そこで査定士同士が顔を合わせてしまいます。

なので、各社毎に日をズラすのです。

同じ日であっても、午前と午後など時間を大きくズラすのも良いでしょう。

査定の日を変えられない場合はどうするか

この場合は状況を逆手に取り、極限まで競争原理を働かせることです。

入札形式

入札形式とはつまり、個別・かつ一斉に買取価格を提示してもらうことです。

よく行われるのは、各社の査定士の名刺に金額を書き込んでもらい、一斉に提出してもらう方法です。

これなら「恨みっこなし」になりますし、最高価格で売ることができます。

そこで「○○円でした」と公表することで、他の査定士からさらに高額が提示されるかもしれません、それはそれで高価買取に繋がりますね。

オークション

説明するまでもなく、通常のオークションと同様のことを行うことです。

ある価格からスタートさせて、目の前で査定士同士にセリをさせるわけですね。

この方が査定士の競争力やプライドをダイレクトに刺激するかもしれません。

これもまたどこに決まろうと最高額のところに売るので「恨みっこなし」になりますね。

注意点

多くの場合、買取店は車を早く欲しがります。

せっかく高値を提示されても、すぐに車を渡せないなら価格を下げますと言われてしまうかもしれません。

もちろん買取店によりけりではありますが、スグに車が引き取られていく場合があることをよく念頭に置き、引き取られても良いような準備はしておきましょう。

買取査定には根気が必要

一括査定や査定士との交渉は面倒なものです。

誰だって手間を掛けずに高く売りたいのです。

しかし、王道はありません。

ラクをしようとすればするほど高額買取は遠くなります。

一斉査定で多くの査定士がいるなかで、どうぞ皆さんでお願いします、などと言って別な用事を済ませて待つ、などは言語道断です。

そこで談合が行われても全く分かりませんからね。

高く買い取ってもらう究極のコツ

これはもう、根気良く手間をかけるしかありません。

手間といっても、とんでもなく大変ということは全くないです。不必要にラクをしようと思わなければOKです。

そこで売却活動を大幅に効率化するためのツールがウェブからの無料一括査定です。自宅にいながらにして、数多くの店舗によるおおよその査定相場を把握することができます。

そして相場からかけ離れたような提示額の店はバッサリと切り、期待できる査定額を提示した店でのみ、実際に車を見てもらう本査定を受けるようにすれば良いのです。

実店舗に査定をしに行く場合の究極の基本そしてコツは、

買取店で査定を受けるのは2店目と伝える

ことです。

このことで、相場を知らない客と思われて不当な安値の提示や強引な交渉をされる可能性を大幅に下げることができます。

実際は2店舗目でなくても、ウェブでの無料査定によっておおよその相場は把握できるため、問題ありません。

これがまさに、あらかじめウェブでの無料一括査定を受けておくことが重要である理由です。

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