今の職場に悩み、転職を考えている人は多いもの。
でも、いきなり転職という選択をすることに尻込みしている人もまた多いと思います。
そんなとき、助けになるのは転職した人の体験談です。
多くの体験談を通して、転職した人の経験に触れて下さい。
中には似たような境遇の人の体験談もあるでしょうし、また様々なそれぞれの事情や置かれた状況についての経験談は、とても勉強になりますし、役立つはずです。
今回はパワハラをする上司がいる職場から、人間関係の良い職場へ転職を成功させた体験談を紹介します。
パワハラが横行する職場で転職を決意
去年の春、ついに3年努めた会社を退職しました。
退職理由は、パワハラでした。
入社してすぐ、職場の異様に会話のない雰囲気に違和感を覚えました。
田舎の小さな会社なので、社員は全員同じフロアで仕事をしているのですが、年配の勤務歴の長い方々がたまに話をするだけで、他の人達は虚ろな目でずっとパソコンを見つめているのが少し怖く感じました。
私は経理部に所属しており、教育係の男性の先輩もまだ入って年数の浅い方で、いつも職場の人達に気を遣っている感じでした。それがストレスなのか、下の立場の私には当たりがキツいことが多く、電話の話し方や物の置き方、メモの書き方など、あらゆる所から粗探しをしては嫌味のように注意してきました。
言い方がキツいだけなら受け流せばいいかなと思っていたのですが、教える事をしてくれませんでした。相談したり、やり方を聞いても逆ギレしたり、流したり、無視したままで、結局曖昧な理解のまま業務は進み、後で取り返しのつかないことになってからダメ出しを受ける、ということが続きました。
ミスをした時に反省と次回の対策をしっかり行っていれば、このような事は減っていくと思い、教えてほしいと何度もお願いしましたが、駄目でした。
人はそう簡単に変わらない、そう思い、転職を決意しました。
就活サイトよりハローワークの求人を見よう
退職してからすぐに職につけないと、精神的にも金銭的にもデメリットなので、退職を切り出す前に内定をもらうことにしました。
とはいえ、仕事中に面接に行くことはできないので、ハローワークの求人を毎日チェックして、目星をつけたら私用で有給をもらってこっそり就活しました。
就活サイトは色々ありますが、基本は大手企業ばかりで、競争率も高いし、特定の地域の情報はあまりありません。
その点ハローワークは地域の情報が満載なので、専門職や事務もたくさん載っており、身近な選択肢がたくさんできます。
もしあなたがまだ若いなら、早めに転職してしまった方がいいと思います。
私もまだ20代半ばだった為、進路がたくさんある内にと思い、転職を決意しました。
同じ職種でなくても大丈夫
私は前職では経理を担当していました。
1日の入出金や売上仕入の入力、金庫の管理など常に数字を見る仕事でした。経理も幅広く言ってしまえば事務で、応募した時も事務職で求人が出されていました。今の職場も求人では事務職で出ていましたが、材料の卸売の会社なので職務内容は受発注がメインです。
このように、事務といっても会社によってそれぞれ違うので、事務をしていたから事務しかできない、ということはありません。全く新しい仕事をするようなものですので、転職の際は経験した職務から選ぶのではなく、自分の興味のある分野、やりたいこと、を軸に、幅広い可能性を持つと就活も楽しくなるかもしれません。
転職したいと思う気持ちを大切に
職場にちょっとした違和感を持っていたり、寝つきが悪いなど、体の不調を感じ始めているとしたら、それは、あなたの内側からの無意識のサインです。
本当にやりたい仕事ですか?
あなたは毎日やりがいを感じていますか?
それは本当に、楽しいですか?
このような事を自分自身と対話してみると、素直にうんと言えない自分がいるとしたら…。
我慢は体に毒です。思い切って転職しちゃいましょう。
私は今の会社に入って体も心もとても楽になりました。やはり人間関係は仕事においてもプライベートにおいても大切なので、ここが充実していると、会社でもモチベーションになります。
昨日言われたことをもう少し調べてみよう、と思えたり、あの人にこれをしてあげよう、あれをてつだってあげよう、など、無意識にプラスアルファの行動ができるようになります。
もし、退職したいと思う理由が私と同じようにパワハラであるなら、それはなくなることはないと思った方が良いです。行動は早ければ早いほどいいです。
我慢して鬱病になってしまう方がリスクです。パワハラの危険な所は、否定されればされるほど、あなたは悪くないのにどんどん自信を無くしていってしまう所です。本当はできる人なのに、できない、できないと言われ続けると、本当にできない人になってしまうのです。でも、これはパワハラする側の罠で、そうやって相手を支配下に置いて自尊心を保とうとしているのです。
そんな人達に協力してあげる必要も時間も私達にはありません。
あなたらしく働ける職場を選ぼう!
転職は悪ではありません。
あなたの本能が転職したいと言っているのなら、それが正解です。
この体験談が、今悩んでいる皆さんの少しでも力になりますように。
転職エージェント選びに迷ったらこちらを参考に!
今はたくさんの転職エージェントがあり、いざ転職しようと思っても、どの転職エージェントを使えば良いのか途方に暮れてしまう…という人も多いでしょう。
そこで、こちらに各転職エージェントごとの特徴と最適な利用者層について解説しました。
いざ転職!と決心した人の力に少しでもなれれば、と思います!
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