車のナンバーには必ず地名がつきます。
最近は従来の地名ではなくご当地ナンバーがだいぶ普及してきました。
このナンバーの地名ですが、ほぼ車の持ち主が住んでいるところと一致するので、人気・不人気がでてくるわけですね。
ちなみにナンバーの地名が決まる仕組みですが、
・車検証上には「使用の本拠の位置」が載っており、その「本拠の位置」がどこの運輸支局または自動車検査登録事務所の管轄になるかによって地名は決まる
・その「使用の本拠の位置」は、車庫証明に書く「使用の本拠の位置」と同じになる
・車庫証明に書く「使用の本拠の位置」は、車の「保管場所の位置」と直線距離で2km以内でなければならない
・「使用の本拠の位置」は原則として住所と同じでなければならない（異なる場合はそれを証明するものを提出する：警察署によって変わる）
というわけで、要するに
持ち主の（ほぼ）居住地とされる所がどこの運輸局の管轄かが分かる
というわけなんです。
さて、人気としてはそれぞれの地名はどうなのでしょうか？
また、希望の地名のナンバーを取得する方法はあるのでしょうか？
解説します。
ご当地ナンバーとは
ご当地ナンバーとは：今まで運輸支局もしくは自動車検査登録事務所の管轄と厳密に対応して決まっていたナンバー上の地名ですが、それらの管轄によらず新たな地名のナンバーを用いるようにする、ということです。2006年頃から施行され始めました。
例えば東京都ですと、
| 東京運輸支局 | 千代田区、中央区、港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、大島支庁、三宅支庁、八丈支庁、小笠原支庁 |
| 足立自動車検査登録事務所 | 台東区、墨田区、江東区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区 |
| 練馬自動車検査登録事務所 | 新宿区、文京区、中野区、杉並区、豊島区、北区、板橋区、練馬区 |
| 多摩自動車検査登録事務所 | 立川市、武蔵野市、三鷹市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、小平市、東村山市、国分寺市、国立市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、西東京市 |
| 八王子自動車検査登録事務所 | 八王子市、青梅市、日野市、福生市、羽村市、あきる野市、西多摩郡 |
引用：http://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/sikyoku/area_kt.htm
このようになっていて、それぞの地域は属する運輸支局か自動車検査登録事務所の名前がナンバーの地名になっていたわけです。
※ただし、運輸支局管轄の場合は混乱を避けるために、原則としてそこが管轄する地名のどれかを用いるようになっています。上の表ですと、東京運輸支局が管轄する地域のナンバー地名は「東京」ではなく「品川」です。なお自動車検査登録所の場合は原則、登録所の名前がそのまま用いられます。
東京都のご当地ナンバーは以下のようになります。
| 新地域名 | 旧地域名 | 対象市町村 |
| 杉並 | 練馬 | 東京都杉並区 |
| 世田谷 | 品川 | 東京都世田谷区 |
ちなみに、世田谷区が世田谷ナンバーになる場合には住民からけっこう反対があったと聞きます。
プライバシー的に問題であるという意見が多かったようですが、世田谷区の人口は90万人を越えておりそこらの地方県庁所在地より多いわけで、プライバシーの問題などが生じないのは明確です。
単に「品川ナンバー」ではなくなることが嫌だっただけではないかと揶揄されたりしていました。
一方で杉並ナンバーは歓迎されたようです（笑）。
このように、自動車のナンバーにはこだわりがあるドライバーが意外と多いと言えます。
ご当地ナンバーの人気ランキング
昨年（2019年）8月、晋遊舎から発刊されているMONOQLO DRIVE [モノクロドライブ] 調べによるナンバープレート地域最新番付 2019が発表されました。
天上界
｜
＜上流の壁＞
｜
都会
｜
＜イメージの壁＞
｜
一般
｜
＜知名度の壁＞
｜
無味無臭
｜
＜地方臭の壁＞
｜
ちょいダサ
｜
＜マナーの壁＞
｜
危険
という、なかなかユニークな区分けになっています。結構ブラックな表現を使っていますが、多くのドライバーには感覚的に納得する部分も正直多かったのではないか？と思いますね。
天上界の3大ナンバープレート御三家！
天上界の御三家とされているのは
横浜、品川、神戸
です。
これはほとんどの人にとって、異論のないところでしょう。
関東の2大都市を意味する横浜・品川に、西の神戸といったところでしょうか。
品川ナンバーの管轄地域は、東京都の離島を除けば千代田区、中央区、港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区です。
そうそうたる都心、およびその隣接地域となっていますね！
前述したように世田谷が世田谷ナンバーを導入するようになった際、品川ナンバーを失いたくない人たちからも相当な反対があったのではないかと言われています。
ところで昨今はタワマンが沢山建ってプチセレブな地域となりつつる豊洲ですが、江東区なので足立ナンバーになってしまうんですねー。
江東区と足立区はさすがに離れているのでちょっとかわいそうだなと思っていましたが、新たなご当地ナンバーとして江東ナンバーが採用される予定となったとのことです。よかったね！
ちなみにの天上界は
2018年 横浜、品川、神戸
2017年 湘南、富士山、横浜
でした。横浜は一種独特のファンというか横浜愛が凄く強い層が一定数いるのですね。一般のイメージも赤レンガ倉庫、ランドマークタワー、東京ではない都会、のような感じになるでしょうし、イメージがかなり良いのも確かだと思います。それゆえ強いのですね。
都会とされているのは？
＜上流の壁＞で天上界とは区切られていますが、「都会」とされているのは
大宮、川崎、名古屋、京都、大阪、福岡
となっており、そこに「新御三家」としてさらに
仙台、世田谷、杉並
が加わっています。
個人的には、仙台、名古屋、京都、大阪は地方を代表する都市ではありますが、大宮と川崎はどうなのかな？と思ったりもします。
大宮はあくまで埼玉県なので、その他の北関東よりは良いものの、近年映画化もされてヒットした「跳んで埼玉」的な視点からは逃れられないような気がします。
また川崎は元来が工業地帯でありワイルドな地域柄のイメージが色濃く残っていますね。私の知り合いでも川崎ナンバーの車と何度かトラブルが起きてしまった人がいまして、イメージとしてポジティブかな？と若干疑問ではありますね。
あくまで個人の感想です。
ちょいダサとされているのは…
これもなかなかひどいジャッジですが、ちょいダサに挙げられているのは
八戸、秋田、山形、鳥取、群馬、福島、野田、相模、島根、佐賀
となっています。さらにひらがな三銃士として
いわき、つくば、とちぎ
も…。
まあ、特に反論もできませんかね…。
ただこれらの都市は地方でありながら一定の存在感と知名度はあると思いますね。
野田や相模は微妙かもしれませんが、その他であればその地名を聞いて「知らない」という人は少ないのではないでしょうか？
危険、とされているのは…
凶悪なドライバーが数多いなど書かれていてこれもひどいですが（笑）、凶悪8ナンバーとして挙げられているのが
土浦、足立、なにわ、姫路、和泉、筑豊、尾張小牧、北九州
です。
どれも一定数の凶悪な人たちがいそう、という点では共通していそうですね。
ただ、例えば足立区などは先程述べたように台東区、墨田区、江東区も管轄しており、昔ながらの下町や工業地帯が含まれてはいますがそれほど凶悪ではないはずですね。
一部の凶悪な人達の割を食っている地名、と言えるでしょう。
一般、とされているのは？
これらはパッと見て一目置かれるナンバーと定義されています。
が、中の上程度であると。
札幌、宮城、河口、所沢、川越、千葉、柏、練馬、八王子、金沢、広島、富士山
が挙げられています。
確かに「都道府県内で存在感を示す市区町村」と言ったイメージでしょうか。誰もが一度は聞いたことがある地名ですね。
また、「都会」と「一般」にまたがった位置で良いイメージの地域として挙げられているのが
湘南、那須、飛騨、伊豆、鈴鹿、倉敷
です。
言われてみれば確かに、これらは風光明媚な観光地としてのイメージが強いです。
那須はちょっと栃木のかほりがしますが、半端な地方の地名よりは印象が良い気がしますね。
無味無臭は…？
今まで解説した以外の残りが無味無臭になりますが、これもまたなかなかひどいジャッジですよね 笑
さらに、「どこ？？？」とツッコミが入ってるのが
北見、三河、春日井
ですね。
確かにこれ、どこなんだろう…笑
でも、無味無臭で十分じゃないですか！
ナンバー地名だけでアレコレと色眼鏡で見られるよりは、どこだろう？と思われるくらいがちょうどいいと私は思いますね。
ナンバーの地名は難しくても、番号なら変えられます！
前述のように、ナンバープレートの地名は車を使用する地域によって決まるので自由に変えることはなかなか難しいのですが、番号そのものであれば、今は普通に乗り続けながら比較的自由に変ることができます。
もちろん、ゾロ目、その年の西暦など人気が高いので抽選にはなりますが…。
詳しくは以下で解説していますので、参考にしてみて下さい。
どうしても希望の地名ナンバーが欲しい場合の裏技は？？
どうしても住んでいるところと異なる地名のナンバーが欲しい場合には、いわゆる「車庫飛ばし」をする必要があります。
しかし、この「車庫飛ばし」は違法です。
なんとか合法で車庫飛ばしをする方法はないものでしょうか？（車庫飛ばし自体が違法なので、この表現も変な話ではあるのですが）
それについては以下にまとめましたので、参考にしてみて下さい！
好きな所で好きな車に乗ろう！新しい車を買うためにはまずオトクに売ることから！一括査定サイトを利用しよう！
とにもかくにも大事なのは、好きなところで好きな車に乗ること！
ナンバーの地名なんて正直、枝葉末節の問題です。
好きな車を買うためには先立つものが必要ですが、そのためにはオトクに車を売れることが大前提です。
一般個人がオトクに売るための最強ツールが一括無料査定サイト！
ウェブ上には色々な車買取査定サイトがありますが、私自身はもちろん、友人や親類に相談された時には、全国展開している大手買取店を含むサイトを勧めています。
自身としては2つの一括査定サイトで登録しています。
そのことでより多くの査定額相場の情報が得られ、交渉や分析ができるからです。
実際の買取の時にも競争原理を働かせることができます。
あそこではこれだけの価格だったよ、と交渉することができるわけですね。
もはや一括査定サイトを利用するのはマストです！
以下のサイトが特にオススメです。
是非オトクに車を売却しましょう！
車査定なら一括査定.com
なんと、最大35社から一括査定！
個人的に、乗り換えの時はいつも利用しています。
ここなら、様々な車買い取り業者から簡単に複数の査定が出来るので、一 番条件の良い買い取り業者を選べます！
もちろん大手買取店も含まれていますので、非常に安心感があります。
オススメです！
>>「車査定なら一括査定.com」から無料で査定を依頼してみる
ズバッと車買取比較
![車買取一括査定依頼[無料]](https://img.phoenix.webcrew.co.jp/4160/car-kaitori/images/asp/250_250.gif)
利用実績は実に100万人以上！
他と比べたとき、5万円以上の査定額アップを経験した人はなんと70％。
中には数10万円以上の査定額アップとなった例もあります。
私も必ず登録します！
オススメです！
コメント