日本は毎年決まった時期に台風が多くなり、そのたびに大きな被害を受ける場所があります。
多摩川流域の堤防が決壊して世田谷区や武蔵小杉が浸水したのは記憶に新しいところです。
そのような場合、車の水没被害も避けられない場合があります。
水没した車は多くが自走不能となる不動車となってしまいますが、売却は可能なのでしょうか?
水没車水没車(水害車、冠水車)ってそもそも何?定義は?
これは、実は法的な定義はありません。
ですので、保険会社やオークションでの慣例と照らして判断されます。
一般の保険会社では、エンジンまでが水没したりダッシュボードを越えて水が入ってきたりした履歴のある車を水没車、水害車としています。
業者が車を仕入れるために参加するオートオークションでは、多くの場合で全高の1/3くらいまで水に浸かった車を水没車として扱うことが多いです。
また、厳しい基準ですとドアの1/2ほど、あるいはタイヤの1/2まで水に浸かっただけでも水没と判断される場合があります。
これは、走行を制御するコンピュータであるECUがダッシュボードやシート下に取り付けられていることが多いためです。
水没車は買い取ってもらえないのか?
水没車は多くの場合で不動車となり、そのまま廃車となってしまうケースが確かに多いです。
しかし、走れない車だとしても価値がつく場合があり、そのような場合は買取りを受けられることもあるのです。
なぜ不動車に価値があるのか?
これは、走れない車だとしても、車を構成する様々な部品(エンジン、ボディ、シャシー、ミッション、ホイル、タイヤなど)はまだ十分に使える状態である場合があるからです。
それらのまだ使える部品を取り出して売ることで利益は得られる場合がありますから、そのような車であればいわゆる部品取り車として再利用するという理由で買い取ってもらえる場合があります。
例えば、海外では日本車のエンジンには信用があり、ボートのエンジンとして用いたりする場合があります。エンジン自体の被害が少なければ海外に高く売ることもできます。
また、ボディを構成する材質である鉄やアルミは金属として売り買いされることもありますので、その観点からも、水没車は「絶対に買取りしてもらえない」と言い切ることはできません。
水没車でもとにかく査定を受けてみよう
部品取り車や材料としての価値がある可能性はあり、その場合は値段が付くことがありますので、最初からあきらめてしまわずに水没車でも査定をまず受けてみるのが大事です。
むろん、値段が付かない場合もあるでしょう。
絶対に値が付くよと保証はできないのですが、ただ水没車だとハナからあきらめて査定を受けること自体を思いつかないような人もいます。それは非常に勿体ないことです。
また、買取店としても部品取り車として使えるかどうか微妙であり値段を付けられないと判断しても、とりあえず引き取っておいて部品に値段が付く可能性を試したいと判断される場合があります。
その場合はお金こそもらえませんが、廃車は買取業者が代行してくれますのでその点がメリットとなります。
廃車にすると言ってもそのへんに捨ててくるわけにはいかず(それは不法投棄になります)、廃車にするにためにはそれなりの手続きが必要で、代行を業者に頼むと数万円かかる場合もあります。
たとえ売れなかったとしても「タダで引き取ってもらえる」という大きなメリットを得られる可能性があるということですね。
査定時に水没車であることをきちんと告知するべき?
水没歴があっても、一見してそれとは分からないケースもあるでしょう。
水没車であることを隠して査定を受けた方が値段が付く可能性が格段に上がりますので、そのような車は水没車であることを隠した方が良いのでしょうか?
結論から言うと、水没車であることは絶対に最初に伝えた方がいいです!
これは、瑕疵担保責任というものに関わってきます。
瑕疵担保責任は売り手が売り物に対して負う責任のことです。
モノに重大な瑕疵があったにも関わらず、通常の調べ方ではすぐに分からないような瑕疵であり、それが売却時からあったものであれば、売り手がそれをたとえ売却時に知らなかったとしても責任を追求されます。
瑕疵担保責任をめぐって車買取店と裁判に発展することもありますし、非常にトラブルが大きくなってしまいます。
では絶対に水没車であることがバレないなら良いのか?
いえ、発覚する可能性はそれなりにありますし、また「水没車とバレて訴えられたらどうしよう」とずっと考えながらこの先過ごしていくのは非常にストレスになるものです。
水没車であることがどんなタイミングで何から発覚するかは誰にも分かりません。
瑕疵担保責任による損害賠償請求権は10年間です。
つまり、10年間をビクビクしながら過ごさなければいけないのです。
想像するだけも嫌ですね…。
水没車になんとか値段を付けるためには?
前述したように、水没車でも値段が付く場合があり、それは部品単位で価値が出る可能性があるからです。
ではどうしたら良いのでしょうか?
動かない車を積載車に積んで車買取店を1件ずつ訪ねて回ればよいのでしょうか?
そんな想像を絶するような手間が掛かることをしなくても、今はウェブによる一括無料査定というシステムがありますので、それを利用しましょう。
これを利用することにより、多くの車買取店に一斉に査定額の大体の見積もりを出してもらうことができます。
もちろん出張査定も依頼できます。
それに、そこで査定額を出してくれたがあれば、そのこと自体で「この車には値段が付く」ということを確信できます。
水没車も売ることができるかもしれない一括無料査定サイトの最大のメリットとは
さきほど、一括無料査定サイトは一斉に多くの買取店に査定を依頼できると書きました。
これは我々ユーザーの手間が大きく省けるということ以外に、それ以上の大きなメリットがあります。
一括査定サイト経由で査定の依頼が買取店に来ると、一括査定ですから他にも査定の依頼を受けた店が幾つもあるということは分かりますが、他の店の査定額を知ることはできません。
なので、欲しい車であれば他の買取店に取られてしまわないよう、想定している利益が許す範囲で高めの査定額を出さざるを得ないのです。
これが、1件だけの買取店にいきなり飛び込み査定をお願いしたらどうでしょうか?
最初に相談を受けた買取店にとっては他に競合がいない状態であり、さらに対面での査定ですから、交渉慣れした査定士に虚実織り交ぜた話で迫られ、良いように言いくるめられてしまうのがオチです。
一括査定サイトを利用すればそのようなことはなく幾つもの店の査定額を得られます。
その中で高額を付けてくれた店だけを選んで「出張査定」を依頼すれば良いのです。
そこで納得行かない値段と判断されてしまったとしても、その時点では他の買取店の査定概算を知っているので「他の店はこうだったよ」と交渉ができるわけですね。
つまり、一括査定サイトを利用することが、水没車を可能な限り高く売ることのできる唯一の方法なのです。
一括無料査定サイトについて
ウェブ上には色々な車買取査定サイトがありますが、私自身はもちろん、友人や親類に相談された時には、全国展開している大手買取店を含むサイトを勧めています。
自身としては2つの一括査定サイトで登録しています。
そのことでより多くの査定額相場の情報が得られ、交渉や分析ができるからです。
実際の買取の時にも競争原理を働かせることができます。
ここではこれだけの価格だったよ、と交渉することができるわけですね。
もはや一括査定サイトを利用するのはマストです!
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是非オトクに車を売却しましょう!
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