下取りのとき、社外パーツによる改造は査定にどう影響するのか？純正に戻すべきか？高く売る方法は？

車の改造と言ってもピンからキリまでありますが、自分だけの車にできる、という点が改造の大きな魅力です。

しかし、改造というのはそれだけ純正の状態から離れる、ということになります。

改造車を手放す時、その改造は果たして下取りに影響するのでしょうか？

この点について解説します。

車の改造にはプラスになるもの、マイナスになるものがある

車の改造にはボディの改変（エアロパーツ含む）、ボディを全て塗り替えるオールペイント、タイヤやホイールの変更、サスペンションの交換、電装部品の変更など、実に様々なものがあります。

率直に申し上げますと、多くの改造は査定に良い影響を及ぼしません。純正状態に近いモデルが最も売りやすいためです。

ただ、中にはプラス査定になる可能性があるものもあります。

プラス査定になり得る改造

ナビ、レーダー、オーディオなどの変更・改変

一般的に純正のカーナビやオーディオは貧弱と言われていました。

今は必ずしもそうではありませんが、やはりかゆい所に手が届く機能や所有欲を満たしてくれる機能・性能は市販品の方が充実しているのは確かです。

HDD搭載、地デジ対応のモニタ・高画質チューナー搭載のものなどですね。

多くは高価ですし、取り付けにも工賃がかかります。

ですので、人気の高いブランド、メーカーのカーナビが付いていると査定がアップすることがあるようです。

車は今や家族で楽しむツールとなっていますし、主なドライバーとなることが多い旦那さんの意見よりも、子供の相手をしながら同乗する奥さんの意見が購入に際しては重要になってきています。そのような事情が影響していると言えるでしょう。

純正のドレスアップオプション、ディーラーオプションの社外エアロパーツ

これはいわゆる改造とは意味が異なりますが、今はメーカーオプションのエアロパーツでだけではなく、ディーラーオプションのエアロパーツもあります。

メーカーオプションは完全に純正オプションであり、他のサンルーフやホイル等のオプションと同列のものです。車の生産過程で工場で取り付けられます。

ディーラーオプションのエアロパーツは、メーカーからディーラーに車が持ち込まれてから指定修理工場で取り付けられます。

これらのエアロパーツは社外品となりますが、ディーラーオプションとして公式に用意されているものですからいわばメーカー公認ということになります。

このようなエアロパーツは後付けが難しいため、査定でプラスとなる場合があります。

マイナス査定を招くかもしれない改造

ホイール、タイヤ、サスペンション関係の改造

ホイールのインチアップ、タイヤのサイズアップは定番の改造です。

他の車と異なった個性を出して差別化を図れますよね。

ただ、見た目は良くなるのですが（とは言っても特定の層への訴求が強くはなるものの万人受けは分かりませんが）、車の乗り心地にダイレクトに影響するので、家族で使うためには良くない可能性があるのです。

ファミリーでの購入決定権を持っている奥様方には不人気になることが多く、つまり売りにくくなる可能性が高いのですね。

またサスペンションなどは、中には保安基準に適合しない改造をしている場合もあります。そのような改造は論外であり、かなり厳しくマイナスされると思って良いでしょう。

査定前に純正に戻すべきか？

実際、もっとも無難なのは純正の状態です。その方が最も売りやすく、つまり査定も良くなる可能性があるからです。

では完全に純正に戻すべきかというと、必ずしもそれが良いとは限りません。

ホイル、タイヤに関しては買取店に問い合わせを

ホイルやタイヤ交換後、純正のタイヤとホイルはどうしたでしょうか？

もし、まだ保管してあるならば、買取店に相談してみるのも良いでしょう。

十分に溝が残っている（一般的には5mm以上）場合は純正に戻しておく方が、少なくともマイナス査定は避けやすいと言えます。

純正に戻したあと、インチアップホイールや低扁平タイヤは専門店にそれ単独で売却するのも良いでしょう。状態が悪くなければ悪くない値段にはなるはずです。

足回りは純正が良い

足回りの改造ですが、程度によります。

ベタベタの車高調や社外サスによるトー変更などはほとんどマイナス査定になりますし、前述したように保安基準に不適合な場合は論外です。

費用にもよりますが、これらは原則として純正のほうが査定はプラスになります。

社外エアロパーツは外さないのが無難

社外エアロは確かにマイナス査定を招く可能性がありますが、では査定前に全て外すのが良いのかというと必ずもそうではありません。

多くの場合は取り付けにビスやマウント部品を用いていますし、社外パーツを外したあとにそれらをキレイに補修するためには相応のコストがかかります。

また、中には取り外せない状態で組み込んだ社外パーツもあると思いますが、外せるパーツだけ外してそのような部分はそのままにする、ということになると外観の統一感がなくなり、評価が落ちます。

純正の状態が良いという原則は動きませんが、コスト等を考えた時にトータル的には社外エアロは外さないままの方が良いと言えます。

社外パーツをどう査定するかは買取業者による

そもそも論になり、またかなり難しい点でもあるのですが、社外パーツによる改造をどう査定するかは買取店の専門によりけりなところがあります。

カスタムカーに特化したショップであれば、顧客にも大勢、社外品カスタムされた車を望む顧客がいます。

そのようなショップであれば社外パーツ装着車を高く売るルートを持っているわけで、結果的にプラス査定しくれることもあるわけですね。

社外パーツによるカスタムカーは一括査定を利用する

上記のように、カスタムカーの査定は査定する買取店によって評価が変わってくる場合があります。

ですので、複数の買取店のおおよその査定が簡単な入力で分かるウェブの一括査定を利用するのが最も良いです。

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