硬化毛とは
医療機関で行う脱毛と聞いて真っ先に思い浮かぶこととして「レーザー脱毛」があると思いますが、レ－ザーには照射後に生えてくる毛がかえって太くなったり濃くなる「硬毛化」というリスクがあります。
レーザー脱毛はメラニン色素の黒色に反応するというレーザーの特徴を生かした施術ですが、背中やうなじに生える毛の多くは産毛ですから、メラニン色素が薄くて人によりレーザーが反応しにくかったりします。
そのような毛に中途半端にレーザーの熱が加わればかえって毛細胞に刺激を与えることになります。
すると、毛穴から生える毛が太く濃くなることがあり、これを硬化毛と言います。
このリスクは医療レーザー脱毛に限らず、エステ脱毛、家庭用脱毛器を使った処理でもあることですが、豊富な経験、技術力を有する医療機関は、照射レベルや角度こまめに調整してそうしたリスクを最低限に抑えることが可能です。
総合力と安心度では医療脱毛
十分に照射パワー備えた機器と技術力があることを考えると、総合的に考えて安心感を重視するならば、医療機関の脱毛処理がベターでしょう。
永久脱毛が確実に行えるのは医療脱毛だけ
医療レーザーは医療機関だけ使用が許される医療マシンであり、脱毛したい部分に医療レーザーを照射して毛の成長にかかわる毛根組織を破壊します。そのことで毛が生える術がなくなって、永久脱毛効果がもたらされるのです。
この永久脱毛効果は、医療的メカニズムを根拠に開発され医師のもとで使用する医療レーザーだからこそ、可能となる効果なのです。
一方エステ脱毛はほとんどのサロンが光脱毛という種類の脱毛法を採用していて、医療レーザー脱毛同様に照射により脱毛効果はありますが、その効果は医療レーザーよりも弱いです。
なので永久脱毛効果を得ることは難しいとされ、得られるのはあくまで一時的に毛がなくなる「減毛効果」であるとされています。
脱毛に必要な回数・期間も医療脱毛の方が短い
脱毛効果が異なるといったことだけでも注目すべき点ですが、エステ脱毛・医療レーザー脱毛はそれ以外にも差があり、医療レーザーより照射パワーが低いエステ脱毛は1回の脱毛効果が低く、必然的に施術回数を重ねなくてはなりません。
そのため施術期間もそれだけ長くかかります。
エステ脱毛でツルツルな肌を目指すのならば、期間にして3年程度は見る必要があります。
費用に関しても、1回の施術費用は安いものの、施術回数による加算で総合的な費用は高くなります。
一方医療レーザーは一度の照射で得られる効果が高く、施術は5〜8回程度です。
ワキなどであれば半年～1年半程度の期間でワキ下の永久脱毛を実現できます。しかし照射パワーが強い分、医療レーザー脱毛はエステ脱毛より痛みを強く感じる点がデメリットです。
脱毛に関するその他のリスク
全身脱毛をする場合は全身のあらゆる個所の脱毛をするため、一ケ所の脱毛で不具合が発生しなくても他の部位で副作用や不具合が発生したりすることがあります。
脱毛に際するリスクは、皮膚の炎症、照射漏れ、毛嚢炎などがあり、その可能性が0と言い切るのは難しいです。
だからこそ脱毛の前にかならずドクターの診察を受けて、脱毛をする全身の部位それぞれの状態をチェックしてから施術を受けることが大事で、それにより脱毛後の肌のリスクを最小に抑えられるのです。
身体のパーツによっては部位により照射が難しい箇所もありますが、医療レーザー脱毛は凸凹など多い箇所でもそれに合わせたレーザー照射量やスピードなどを調整するため、それだけ脱毛に際するリスクを低減できます。
ワキ下脱毛の注意点！
人気が高いワキ脱毛ですが、脱毛前に自己処理している人が圧倒的に多いものの、それには注意すべき点があります。
毛の密集率が高いワキ下は毛を一度剃っても抜いてもすぐに生えてくるといった経験してる方が多いと思います。なので脱毛期間中でもカミソリや毛ぬきで自己処理を続けたくなる方が多いですが、これは全く勧められません。
カミソリや毛抜きで肌の炎症を起こし、脱毛を施術することができなくなるケースがあるからです。また、毛を抜くことで埋没毛などになると、レーザーの効果がそれだけ落ちてしまいます。
毛がボウボウに生えた状態だとレーザー脱毛の効果が得られにくいのは確かであり、脱毛前の自己処理は基本的にはすべきなのですが、特にワキ下などは電気シェーバーなどで毛を刈り込む程度に留めておいた方が良いでしょう。
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